可菜ちゃんの結婚式がありました。
幸ちゃんから連絡をもらった時に、「幕張本郷から三人で行きます」と返事をしました。
そして、教会に行きました。
入口から可菜ちゃんが入場してきます。
そこで、スマートフォンに一の写真を表示させ、通路に向けました。
結婚式が終わり、集合写真のあと、個々の記念写真を撮りました。
そこで、幕張本郷組で、新郎新婦と写真を取らせてもらいました。
幸ちゃんが撮影してくれました。そして翌日、「5人で撮った写真を送るね」と早速、送付してくれました。

山の上ホテルで行われた食事会で、新郎新婦が各席を回りました。
可菜ちゃんは、教会で自分が一の写真を通路に向けていたのに気づいてくれており、そのお礼を言ってくれました。
可菜ちゃんも、自分の花嫁姿を一に見てもらいたかった事でしょう。
実は、一の遺したパソコンに入っていた予定表には10月29日の予定が入っていました。
この日は、上大崎で可菜ちゃん・大さんと、食事をする予定になっていました。
予定表に入れていた、という事は、参加する事も考えていたのでしょう。
ただ、可菜ちゃんの結婚を見届けようとすると、この食事会のみならず、結婚式、さらには子どもの顔…となるわけです。
それは、一にとって遺書にもあった「ズルズル死ねなくなる」になるので、結局、断念したのだろうか、とも思いました。
そのあたりの想像はつきますが、やはり可菜ちゃんの花嫁姿は、一と並んで見たかったな、と思わざるをえませんでした。
食事会が終わった後、一人で八王子に墓参りに行きました。
墓地には供えて間もない花がありました。

一が亡くなって半年後である事を知って、お参りした人がいたようでした。
それに感謝しつつ、一および、祖父をはじめとする先祖たちに、スマホに撮った可菜ちゃんの晴れ姿を見せました。
